調査について

日系人記念碑の入り口
日系人記念碑の入り口

私達はメリーランド州にある米国国立公文書館・新館を拠点とし、日々多くのテキスト、写真、フィルム資料を調査しています。膨大な資料の中から、必要なものを探し出すのは大変な作業です。だからこそ欲しい資料を見つけた時の感動は何とも言えません。普段は新館で資料に目を通すことに没頭していますが、先日ワシントンDCのダウンタウンにある米国国立公文書館・本館に資料を見に行く機会がありました。私達は本館で日系兵士の資料を見た後、歩いてNational Japanese American Memorial(日系アメリカ人記念碑)を訪れました。

メモリアルの中の鶴の碑
メモリアルの中の鶴の碑

記念碑は小さいけれども、緑に覆われたとても美しい場所です。アメリカに住む日本人として、戦前、戦後の日系アメリカ人や日系兵士達について学びたいという思いがありました。また、日系人に関する資料を見たり、同僚達と話題になることが多かったため、この記念碑へ足を運ぶことができたことは貴重な体験となりました。

 

私達の仕事は新館での調査に加えて、他の資料館にも足を運びます。今回のように本館に行ったり、時には米軍基地にも通います。以前のブログで紹介したTerry Shimaさんのような退役軍人の方にお話をお伺いすることもとても大切な機会です。

 

毎日公文書館へ足を運んでいて、資料調査はとても奥が深く、一つの事象を調べたら、次の事象が出てきて、永遠に終わりがないように思うことがあります。 だからこそ私は今ここでできる事を限られた時間の中で、徹底的に調査し記録し、そして少しでも資料に対する理解を深めていきたいと思います。(MJ)