米国国立公文書館の歩き方

アーカイブスってどんなところ?


ワシントンDCダウンタウンにある米国国立公文書館本館は展示室と閲覧室に分かれていて、アメリカ独立宣言や、合衆国憲法が見られる展示室はDCでも人気の観光スポットの一つです。ワシントンDCのお隣、メリーランド州にある新館には、世界中から多くの大学や一般の研究者、退役軍人関係者、メディア関係者などが訪れます。

 

■各館で閲覧できる所蔵資料

  • 本館 近代以前、家系調査関係、議会関係 他
  • 新館 近代以降、特別媒体資料(写真、映像など) 他

 

■空港並みのセキュリティチェック

一度利用されたことのある方はご存知かと思いますが、同館は米国政府施設ということもありセキュリティが強化されています。建物内に入る時は、空港のように金属探知機による持ち物検査を行います。また各閲覧室を出入りする際も、チェックインとチェックアウトを行い、資料を持ち出していないかなどのチェックを毎回受ける必要があります。

 

■閲覧室の利用

資料の閲覧、収集の方法は基本的に本館も分館も同じです。

 

 

アーカイブスへの行き方

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アーカイブスQ&A


ニチマイは米国事務所設立以来、新館に毎日通い、お客さまからのご依頼に沿った資料調査及び資料収集を行っています。ここでは同館利用者の間で話題になることや、お客さまから聞かれる質問についてQ&A形式でお答えしています。同館利用の際にお役立てください。

またニチマイではこれらのQ&Aを解決できるサービスをご提供しています。お気軽にお問い合わせください。

■調査

Q, 調査後に自分で資料収集(デジタル撮影など)する予定ですが、もし時間的に間に合わない場合、ニチマイさんにお願いすることはできますか?

A, もちろんです。閲覧室でお声をかけていただいても構いませんし、メールでもお問い合わせください。プロジェクトが立て込むと、多少お時間をいただく場合もございますが、可能な限りお客さまのご希望の納期までにお届けします。

 

Q, 限られた時間でより多くの資料を見たいと思っていますがコツなどありますか?

A, 事前に同館公式サイトのThe National Arhives Catalogで、目的の資料の概観を確認しておくことをお勧めします。すべての資料を検索できるわけではありませんが、閲覧請求の多い資料などの情報の書架の確認することができ、来館してすぐに閲覧請求することができるので調査時間を有効に使うことができます。

 

Q, 初めての利用で、調査の仕方が分かりません。

A, 同館の公式サイトは、簡単な調査の方法や規則など調べることができます。事前に見ておくと便利です。

 

Q, 日本語は通じますか?

A, 館内で使われる言語及び表記の基本はすべて英語です。

 

■環境

Q, 閲覧室が混む時期を避けて行きたいと考えています。

A, 大学などが長期休暇の夏は、世界中から研究者が訪れ比較的混み合います。

冬の閲覧室は比較的空いていますが、感謝祭やクリスマスなどアメリカの祝日により休館する日があります。また雪により開館時間が変則的になることがあります。天候により当日早朝にならないと発表されませんが、変則的な開館時間などについては下記のサイトから調べることができます。

開館の有無:OPM.GOV (https://www.opm.gov/)

開館時間:National Archives (http://www.archives.gov/)

 

Q, Wi-Fiは繋がっていますか?

A, 閲覧室はWi-Fiが無料で利用できます。

 

Q, 建物内にロッカーなど荷物を置ける場所はありますか?

A, 館内地下に利用者が使用可能なロッカー室があります。お金は返ってきますが25セント硬貨が必要です。通常ロッカー(灰色)は毎日帰宅時には開けなければなりませんが、大型ロッカー(赤色)には、月曜日の夕方から金曜日の朝までは機材を置いておくことが可能になりました。が、金曜日の夕方の帰宅時には必ず記竿を持ち帰り、ロッカー内を空にすることが前提です。

 

Q, アーカイブズは寒いと聞きますが、本当ですか?

A, 一般的に、アメリカの建物内は比較的室内温度が低く、日本から訪れる方には寒く感じられることがあります。万全な状態で資料調査を行うためにも、上着などを持参されることをお勧めします。

 

■規則

Q, 資料収集を自分で行いたいのですが、可能ですか?

A, 閲覧室での資料収集は基本的にセルフサービスです。しかし撮影には同館が発行する「Diclasscified(機密解除査定番号)」というステッカーを資料と一緒に撮影する必要があります。閲覧室内の職員に言えばすぐに発行してもらえます。ステッカーをもらい忘れ撮影すると、撮影したデータを削除するよう求められるので、忘れないよう注意が必要です。

 

Q, 風邪気味です。のどあめは持参できますか?

A, 閲覧室内を含む2階以上のすべての場所で飲食類の持ち込みは禁止されています。

 

Q, 閲覧室への持ち込みが禁止のものはありますか?

A, 上記のように一切の飲食類は禁止です。また個人の筆記用具やノートも禁止されています。鉛筆と紙は閲覧室内に利用者用に常備されていて自由に使用できます。

 

Q, パソコンを持って行って調査したいのですが機械の持ち込みはできますか?

A, 閲覧室へのパソコンをはじめ携帯電話、撮影用デジタルカメラ、三脚、スキャナーなど持ちこみは許可されています。但し閲覧室内では携帯電話の使用は禁止であるので、音を消去またはマナーモードにしておくことが原則です。また、持ち込む資料については、バラにした状態またはホッチキスで止めたもの、本などが可能ですが、1階の受付カウンターで、必ずスタンプをしてもらうことが原則です。詳しい情報は、同館公式サイトをご確認ください。

 

その他

Q, 必ず持って行ったほうがよいものなどありますか?

A, 写真付き身分証明書(例:パスポート)が必要です。入館する時にも、閲覧室利用の際に必要なリサーチカードを作成するときも提示を求められます。ホテルを出るときに必ず確認しましょう。

 

Q, リサーチカードの期限が切れています。入館できますか?

A, 入館には別の写真付き身分証明書(例:パスポート)が必要です。また、入館後は1階のReseacher Registration Deskでリサーチカードの更新手続きをすることができます。

 

Q, 食事をとる場所はありますか?

A, 館内一階にはカフェテリアがあります。

 

お願い

上記の内容について、アーカイブズの規則や規程に関することは随時変更することがありますので、来館前に米国国立公文書館公式サイトにてご確認ください。