戦後まもなくの子ども達

米国国立公文書館では、これまでいろいろなテーマで資料調査を行ってきましたが、そうした過程の中で、戦後の子ども達に関する写真を目にする機会がたくさんありました。今回は、そうした子ども達に関する写真についていくつかご紹介したいと思います。

 

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米国国立公文書館のと特許関係の資料から

私は昔、米国の特許やトレードマークの申請を扱う弁護士事務所で働いていたことがありました。特許の申請から特許を得るまでに米国では20か月から25か月くらいかかります。申請対象となる製品やトレードマークには、実に多様なものがありました。毎日、米国内はもちろん、日本や韓国他の国々からのたくさんの申請書類があり、それぞれの分野の専門家でもある弁護士達を事務的業務をサポートするというリーガルアシスタントの仕事は、毎日、昼食時間をまともに取れないほどのすさまじく忙しいものでしたが、特許やトレードマークに関していろいろなことを学ぶことができたと思っています。

 

さて、米国国立公文書館の資料の中には、特許及びトレードマーク関係の資料群(RG241:Records of the Patent and Trademark Office, 1836 – 1978)があります。これらの中には、とても楽しい資料がありますので、今回はそれらをいくつかご紹介したいと思います。

 

 下記は、1920年4月にイリノイ州のシカゴ市にあったキャンデイ会社による特許の申請を行ったときの資料の1部です。この会社のキャンデイのラベルは、おとぎ話に出てくるキャラクターがパレードをしている素敵なデザインになっていると思います。このキャンデイ会社の申請書が、1920年4月15日に米国特許オフィスによって受理されてから、4か月後の8月16日には、すでに承認されたことがわかります。

 

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米国国立公文書館にある漫画資料から

2022年もあっという間に4月を迎えてしまいました。2020年の3月からの米国公文書館の閉館は、1年と半年続くことになりました。2021年の8月から限定再開をしましたが、デルタ株の感染者が上昇したため、その月末には閉館しました。3か月後の11月半ばから再び再開しましたが、クリスマス前にまたもや閉館してしまいました。2022年は、より安定した再開が強く望まれています。(2022年3月より限定的開館となりました。)

 

さて、今回は、米国国立公文書館にある漫画資料をいくつかご紹介したいと思います。下記は、チャールズ・アーネスト・グラスリー(Charles Ernest Grassley)というアイオワ州の上院議員を題材にした風刺漫画です。彼は1981年から現在まで上院議員を務めています。 2016年、オバマ大統領は、メリック・ブライアン・ガーランド(Merrick Brian Garland)を 連邦最高裁判所判事に指名しましたが、上院で共和党議員達が承認投票を行うことを拒んだだめに、ガーランドは就任できなかったという経過がありました。その時の風刺を描いた漫画が、下の漫画です。自分の仕事をしないことが、一番の仕事であるとして、かなり笑える漫画だと思います。また、それに関連して、オバマ大統領がりっぱで穏健で中道派であるガーランドを連邦最高裁判所判事を指名したことに対して、共和党側が、それは認められないとしている漫画です。

 

当時はいろいろありましたが、2021年3月、ガーランドは、バイデン大統領の指名を受けて、米国司法長官に就任しました。

 

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アメリカンインディアン

アメリカンインディアンは、1492年にクリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)がアメリカ大陸周辺の島であるサン・サルバドル島に到達するよりも以前にアメリカ大陸に住んでいた先住民を示し、アメリカ合衆国の先住民の大半を占めます。ワシントンDCにもアメリカンインディアンの博物館 (National Museum of the American Indian) があり、沢山の写真や資料を見る事ができます。(参照:https://americanindian.si.edu/

 

*「アメリカンインディアン」ということばについては、ここでは、この博物館のサイトで提示されている用語の定義に従いました。(参照:What is the correct terminology: American Indian, Indian, Native American, or Native?

: https://americanindian.si.edu/nk360/didyouknow#topq2

 

アメリカンインディアン歴史はとても長く、米国国立公文書館をはじめ、他の歴史資料館でも沢山の資料を保管しており、現在でも多くの研究者によって研究は続けられています。

このブログでは1900年以降の写真を時系列でいくつか紹介します。(参照:https://www.history.com/topics/native-american-history/native-american-timeline

 

 

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戦争中の日系収容所の子ども達

今年2022年は、戦後から77年目を迎えます。今は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の問題で日常生活の維持もままならないほどですが、こうした未曽有の現在の状況も、形はもちろん異なっても、非日常的な毎日に必死に対応しなければならないというところでは、戦争の時代と重なるところがあるのではないかと感じています。

 

1941年の12月に太平洋戦争が勃発し、翌年の1942年の春以降、当時米国に住んでいた多くの日本人や日系米国人のうちの約12万人が戦争が終結するまで、アイダホ州、アリゾナ州、アーカンソー州、カリフォルニア州、コロラド州、テキサス州、ユタ州、そしてワイオミング州の合計8州 (ハワイを除く)において、全11カ所にわたって設置された日系人収容所に強制的に収容されることになりました。(参照:日系アメリカ人強制収容所の概要:全米日系人博物館:http://www.janm.org/jpn/nrc_jp/accmass_jp.html)

 

今回はそうした収容所で生活を余儀なくされた人々のうち、特に子ども達の様子に関する写真をご紹介したいと思います。

 

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