Amelia Earhart (アメリア イアハート)

日本でも一度はこの名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?米国のカンザス州出身の女性飛行士で1932年に女性としては初めて、大西洋単独横断飛行を達成したことで広く知られています。米国では女性飛行士という肩書きや彼女が成し遂げた異例の飛行経験以外にも彼女の人柄を好む人が多くいたようで、彼女は米国でヒーローのように扱われたということです。しかし、着実に飛行士としてのキャリアを積み上げていた真っ最中、1937年、39歳の時に飛行機遭難事故により失踪し、2年後には死亡声明が発表されました。このアメリア メアリー イアハートの最後のフライトとなった飛行機遭難事故が彼女を最も有名にした事柄といっても過言ではありません。今回は米国国立公文書館にある、アメリアに関連した資料の紹介をしたいと思います。

 

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戦後の日本の風景―米軍のカラー写真から

4月半ばに入り、ようやくワシントンDC周辺も暖かくなり、桜も先週末から満開となりました。米国で桜を見るのもよいものですが、やはり日本の桜が懐かしく、恋しいと思いました。そんな気持ちもあって、今回は、米国公文書館にあります、戦後占領期の日本の風景や人々の様子をカラーで撮影した写真をご紹介したいと思います。これらのカラーの写真はすべてRG111 (Records of the Office of the Chief Signal Officer: 陸軍通信局長室資料)の中にあるもので、日本の様々な地域の風景、人々の暮らし、産業の様子などを含んでいます。

 

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タイタニック号(TITANIC)

日本でもよく知られているタイタニック号は、完成した当時は、世界最大の豪華客船として脚光を浴び、『絶対に沈まない船』とも言われていましたが、1912年4月15日に沈没してしまいました。当時、最も死者数の多い悲劇的な海難事故として100年以上経った今現在でも長く語り継がれています。

 

来月、タイタニック号沈没事故から106年目を迎えます。米国公文書館にある、タイタニック号の沈没事故に関連する資料の一部をご紹介します。

 

当時の新聞に『どのようにタイタニック号が沈んだか』という見出しで生存者の体験談が載せられていました。船が沈没し、救助船でニューヨークにたどり着いた際の生存者の方の証言を載せた新聞記事です。 

 

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WAR DOGS

2018年(平成30年)が幕を開けて早くも1ヶ月が経ちました。今年の干支は戌ですね。そこで、犬に因んだ関係資料を調べてみました。

 

最近でも、その優れた嗅覚からがんの有無の判定ができる『がん探知犬』としての医療の最先端に貢献する犬の話題や、2012年には犬好きで知られるロシアのプーチン大統領に東日本大震災の復興支援への返礼として日本から秋田犬が贈られるなどの外交としても活躍してくれている話題など、犬に関してのニュースも見聞きします。

 

さて、ここアメリカ国立公文書館には、アメリカ海兵隊資料の中に『Dog Service Record Books』という資料があります。これは、戦争で使用されたWar Dog(軍犬又は軍用犬)について纏めた資料です。このシリーズは1942年から1945年までの記録で、全11箱あります。各々の犬のデータが通し番号付きの一冊の手帳になっており、892頭のWar Dogが登録されています。War Dogと言うとドーベルマン種の様な犬を想像しますし、確かに殆どがその種類になるのですが、今回は、それ以外で目に留まった2頭の手帳をご紹介したいと思います。

 

こちらは「BUTCH」の手帳です。ジャーマンシェパードのオス犬で当時3歳でした。1944年3月31日から1947年3月17日の除隊までの記録がされています。その内容は、飼い主との誓約書やトレーニング内容、配属場所などが記載されています。

 

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アイヌ民族

今から約4年前の2014年、ペンシルバニア州フィラデルフィアで開催されたアジア学会でAinu Pathways to memoryというドキュメンタリー映画のExpoに参加したことがありました。

 

ドキュメンタリー映画監督は Marcos P. Centeno氏で日本人ではない事にも驚きましたが、映画はアイヌ民族の歴史や文化、アイヌ語を保存する活動について丁寧に掘り下げて作られており、とても見ごたえのある約80分の作品でした。アイヌ民族が北海道、樺太、千島列島の先住民族であり、日本政府(和人)やロシア政府によって土地を奪われ、民族としての権利を剥奪された事や差別に苦しんだ過去なども映画を通して知りました。また、このドキュメンタリー映画を見た後、アイヌ民族についてあらためて自分なりに調べてみました。

 

アメリカ国立公文書館にはアイヌ関係の資料や写真も保管されているので一部を紹介しようと思います。1949年の新聞記事の切り抜きの為、見えにくいとおもいます。

 

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