米国の女性参政権運動とそれを根底から支えた女性達

2020年もあっという間に3月を迎えてしまいました。コロナウイルス感染問題は今は、世界全体に深刻な影響を与えておりますが、時間がかかっても関係各国が協力してなんとか改善に向かうようにと切に願っております。

 

米国国立公文書館でのある資料調査の過程で、たまたま米国の女性参政権運動やそれを根底から支えた女性達に関する写真資料を見つけることになりました。今回はそれについていくつかご紹介をしたいと思います。

 

米国の女性参政権が正式に成立したのは、アメリカ合衆国憲法の修正第19条として、1919年6月4日の議会での可決、そして、正式に批准されたのは1920年8月18日のことでした。今年は、ちょうどその100年目に当たります。しかしながら、女性の参政権を獲得するまでには実に長い道のりがありました。米国の女性参政権の歴史に関するサイトはたくさんあると思いますが、特に米国議会の下院に歴史資料サイトの中の、女性の権利の歴史がとても参考になります。(参照:The Women’s Rights Movements, 1848-1920: https://history.house.gov/Exhibitions-and-Publications/WIC/Historical-Essays/No-Lady/Womens-Rights/

 

下記の写真は、1871年1月11日に当時の女性参政権獲得に向けて積極的に活動していたオハイオ州出身のヴィクトリア・ウッドハル (Victoria Woodhull)という女性が、初めて米国議会の下院の司法員会で女性の参政権の必要性を訴えた時の様子を描いた資料です。

 

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東京オリンピック – 1964 -

今年は、日本で史上第2回目となる、『東京2020オリンピック競技大会』が開催される年です。

 

日本では、この第32回目の夏季オリンピック大会に向けて着々と準備も進み、盛り上がりが膨らんで来ている事と思いますが、ここアメリカでも『今年のオリンピックは東京で開催されるね!』と言った会話の話題に上るほど、人々のオリンピックへの関心が強いことが感じ取れます。それだけに、この4年に一度の競技の祭典は、世界中の人々が注目するイベントであり続けているのだと思います。

 

1964年に日本初またアジア地域初の夏季オリンピックが東京で開催されました。今回は、ここ米国国立公文書館に保存されているUSAオリンピックチームを中心に記録した第18回東京夏季オリンピック大会の写真、動画、テキスト資料をご紹介したいと思います。

 

1964年の東京オリンピックでは当時の最新の放送技術が使われました。開会式では、史上初めて静止衛星を利用して、米国にテレビ生中継が行われたそうです。こんな背景を物語る国務省の資料がありました。下の資料は当時のアメリカ合衆国国務次官であったウィリアム・アヴェレル・ハリマン氏(William Averell Harriman)に宛てた『オリンピック競技大会のテレビ報道』に関しての覚書です。東京オリンピックに向けて、独占放映権を持つ米国NBCニュース関係者や議会議員とのやり取りが記されています。その中で通信放送衛星シンコム打ち上げに関連する事柄、その打ち上げに大きく携わったジョセフ・ビンセント・チャリク氏(Joseph Vincent Charyk )の名前も度々記されており、EBU(欧州放送連合)関連や日本側の対応などの記載がされています。

 

ほんの一部ではありますが、この資料の合間から読み取れる経過を経て、東京オリンピックが多くの人々に観戦された事はとても興味深く思いました。

 

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ハリエット・タブマン

昨年からハリエット・タブマン(Harriet Tubman)という黒人女性の実話をもとにした映画「ハリエット(Harriet)」が上映されています。先月この映画を見に行ってきましたが、主人公ハリエットの強い意志と行動力に感銘を受け、彼女の軌跡をたどることのできるハリエット・タブマン地下鉄道ビジターセンターや博物館などを訪れてみました。

 

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アメリカ西部・北緯40度線沿い地質調査・キング調査団

(Geological Exploration Of The Fortieth Parallel)

団長・クラランス・キング氏(のちのアメリカ地質調査所 初代所長)

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「1871年へイデン博士 地質学調査団」Hayden Geological Survey of 1871

- イエローストーン国立公園 制定への道のり -

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